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第10回ソーシャルコンピューティングシンポジウム
The 10th Social Computing Symposium (SoC 2019)

イベント詳細

♦︎ 日時

  • 2019年6月22日(土)

♦︎ 場所

  • お茶の水女子大学 共通講義棟2号館201室
  • 東京都文京区大塚2-1-1

♦︎ 主催

  • 日本データベース学会(DBSJ)
  • 電子情報通信学会 データ工学研究専門委員会
  • SIGMOD-J

♦︎ 協賛

  • 情報処理学会 データベースシステム研究会
  • ARG Webインテリジェンスとインタラクション研究会
開催概要

ウェブ社会が成長していくなか,人や社会とのかかわりを重視した新しいコンピューティングパラダイムが模索されています.それが「ソーシャルコンピューティング (Social Computing) 」です.ソーシャルネットワーキング,ソーシャルメディア,ソーシャルサーチ,集合知,コラボなど,ソーシャルを標榜する新しいコンピューティングパラダイムは学界のみならず産業界からも熱い視線が注がれています.2010年6月に第1回ソーシャルコンピューティングシンポジウム (SoC2010) を開催して以来,毎年多くの方にご参加頂いております.例年,電子情報通信学会データ工学研究専門委員会やACM SIGMOD日本支部の支部大会とも共催を行っております.
SoC2019 では魅力的な招待講演セッションやSIGMOD-J の講演会とともに,皆様から広く発表を募り,最新の研究・開発の動向をシェアして有意義な会にしたいと考えます.ロング発表に加えショート発表も予定しておりますので,萌芽的研究も是非ご発表下さい.

受賞

学生奨励賞

探索的検索における検索行動アチーブメントとその評価
○山田純平・北山大輔(工学院大)

ツイートからの反語自動抽出手法の提案
○鈴木凜次・灘本明代(甲南大)

招待講演(五十音順)

♦︎ 岡田 友輔 氏(株式会社DELTA 代表取締役社長)

「スポーツにおけるデータマネジメント:野球界のデータ活用とKPI設定の変化」

現在のメジャーリーグは、データによる意思決定が最も盛んな業界のひとつと言えます。これは、勝敗を決める試合だけの話ではなく、経営とデータの結びつきが高まり、各階層のマネジメントがそれに伴う資質を求められる時代となっています。データ分析による変化が起きたMLB・日本球界の事例や分析の結果を最大限に活かす球団の取り組みなどを紹介します。

♦︎ 笹原 和俊 氏(名古屋大学大学院情報学研究科・JSTさきがけ)

「計算社会科学による人間・社会のわかり方」

情報技術の発達やウェブのソーシャル化によって、人々の行動やコミュニケーションの詳細がデジタルに記録・蓄積されるようになった。このような大規模な行動痕跡 (ビッグデータ) を分析・モデル化して、実世界の人間行動や社会現象を定量的に理解するのが「計算社会科学」(Computational Social Science) という新しい学際科学である。本発表では、計算社会科学のアプローチを紹介した後、フェイクニュースの生態系やデジタル社会における道徳や文化の研究について紹介する。さらに、計算社会科学の今後の展望について述べる。

♦︎ 深見 俊和 氏(株式会社サイバーエージェント アドテク本部 AirTrack)

「位置情報を用いたターゲティングおよび広告配信技術」

最近のデジタル広告ではスマートフォン端末から取得できる位置情報ログを活用し、店舗への来店促進を行う広告配信サービスを展開しています。日々億単位で収集される位置情報データは、機械学習や統計知識を用いることで広告効果測定や将来の来訪確率の予測に活用されており、オンラインとオフラインを結ぶ重要な役割を担っています。本発表では位置情報を使った広告配信のターゲティング・入札ロジック・効果測定について小売店での配信事例を交えて紹介させていただきます。