WebDB Forum 2012 | 第5回 Webとデータベースに関するフォーラム
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− プログラム −

タイムテーブル

11月20日(火)【WebDB Forum 2012 - 1日目】

5階ロビーA会場(5階5A)
【ネット配信】
B会場(5階5B)
【ネット配信】
C会場(5階5C)
【ネット配信】
9:30
10:00オープニング
10:10論文発表セッション(A1)
『XML・グラフ検索』
論文発表セッション(B1)
『関係抽出』
技術報告セッション1(T1)
11:55


(DBS研/DE研 委員会)昼休み
13:00論文発表セッション(A2)
『DB問合せ・可視化』
論文発表セッション(B2)
『関係・関連情報の発見』
技術報告セッション2(T2)
14:45休み時間
15:00論文発表セッション(A3)
『ユーザ生成コンテンツ』
論文発表セッション(B3)
『Web情報収集・抽出』
技術報告セッション3(T3)
16:45休み時間
17:00論文発表セッション(A4)
『情報流通とソーシャルメディア』
論文発表セッション(B4)
『言語情報』
18:45

11月21日(水)【WebDB Forum 2012 - 2日目】

2階ホワイエ2階大ホール
【ネット配信】
9:15
9:45オープニング
10:00


ポスター
展示
特別セッション
『ビッグデータの勘所』
11:30昼休み
13:00論文発表セッション(C)
『論文賞セッション』
14:45休み時間
15:00特別講演
『リクルートのビッグデータへの取り組み』
16:00休み時間
16:15特別セッション
『食の情報検索~おいしさはどうやって評価するのか?~』
17:45表彰
18:30ポスターレセプション

(sponsored by 株式会社リクルートテクノロジーズ)
20:00クロージング

プログラム詳細

特別講演

(座長:NTTサービスエボリューション研究所 戸田 浩之)

リクルートのビッグデータへの取り組み

米谷 修(株式会社リクルートテクノロジーズ 執行役員 CTO)

概要:「まだ、ここにない、出会い。」を提供するリクルートでは、就職情報サイト「リクナビ」、旅行情報サイト「じゃらん」、飲食店情報サイト「HotPepper.jp」など、数多くのカスタマー向けサービスを展開しています。リクルートテクノロジーズは、2012年10月のリクルートグループ全体のガバナンス体制変更によって新たに生まれたIT・ネットマーケティング基盤を担う機能会社になります。各種ウェブサイトの開発や、昨今では「宝の山」とも言えるカスタマーデータや各種ログに基づくマーケティングを加速させています。ITとマーケティングがタッグを組んでビジネスに対峙するという稀有な会社である我が社が、いかにして事業に貢献し、ビジネスを牽引しているのか、その魅力の一端をお話しします。

略歴:1988年リクルート入社。「理系だから数字に強そう」というよく分からない理由から経理部に配属された後、グループ会社の会計システムを「自作」するなど自ら手を動かしてシステムを作る日々を過ごす。「リクナビ」の開発リーダー時代は開発コストの半減など大胆な構造改革を果たす。その後インフラ基盤の専門組織を立上げ、クラウド導入によりPVコストを大幅に圧縮。 Hadoopは他社に先駆けて早期に導入、現在では100を越える案件が稼働中。「自ら・徹底的に」検証する、が信条。2012年10月より現職。趣味はサーバースペックの暗記とゴルフと「ももクロ」。

特別セッション: ビッグデータの勘所

(座長:電気通信大学 新谷 隆彦)

異種混合学習技術によるビッグデータ解析

森永 聡(日本電気株式会社 中央研究所 情報・ナレッジ研究所 主任研究員)

概要:近年のビジネスでは、ビッグデータを分析して得られる知見を活用することが広く試みられている。しかしながら、実際のビッグデータにおいては、異なるパターンや規則性に従っているデータが混在して収集・蓄積されていること(データの異種混合性)が多いため、分析が非常に難しく、有益な情報を抽出するためのコストが高くなることが多い。本講演では、そのようなデータを分析するために我々が開発した「異種混合学習技術」について、いくつかの応用事例を交えながら紹介し、これまで漫然と収集されているだけだったデータの活用可能性について論じる。

略歴:1994年東大大学院工学系研究科修士了。同年NEC入社、中央研究所に勤務。1999年論文提出により博士号(工学)取得。2000~2001年金融監督庁に出向、2005~2008年金融庁兼務し銀行のリスク規制制度の設計と実施を担当。NECでは機械学習・データマイニングの研究に従事。データ分析原理の理論的研究、当該原理に基づき効率よく分析を行うエンジンの開発、そのビジネス応用を担当している。

ビッグデータ分析の課題と処理フレームワークJubatus

韓 正圭(NTT ソフトウェアイノベーションセンタ 研究員)

概要:大規模SNSサービス、センサー技術、スマートフォンの普及等大規模データソースの多様化やHadoopに代表される処理フレームワークの一般化に伴い、過去には実現が難しかったビッグデータ分析の敷居が低くなった。ビッグデータを用いることで、従来では取得が困難であった情報が抽出可能になり、より正確で多様な観点の分析や予測が可能になる反面、従来のデータ分析よりも不確定要素やノイズの影響が大きくなるため、仮説のモデリングとその検証が難しい。また、処理フレームワークの普及により、さまざまな案件への適用が行われ、データの収集・加工等に新たな課題が顕在化している。このような課題を解決するために、必要な処理を処理フレームワークで共通化・自動化することで、分析のコストを下げ生産性を高めることが重要である。 本講演では、NTT ソフトウェアイノベーションセンタでのビッグデータ分析の取り組みをもとに、ビッグデータ分析の課題とOSSであるJubatus等の処理フレームワークを議論する。

略歴:Seoul National University, Department of Computer Science and Engineering卒業、2007年同大学修士課程修了。大学院卒業後NTTに入社。分散ファイルシステム、分散データ処理等の分野を研究し、大規模分散処理フレーム開発に参加。現在は、大規模リアルタイムデータの収集・蓄積・分析処理プロセスの研究及び大規模リアルタイム分散処理基盤Jubatusのオープンソース開発に取り組んでいる。

特別セッション: 食の情報検索~おいしさはどうやって評価するのか?~

(座長:京都大学 山肩 洋子)

おいしさの構造と客観的評価

伏木 亨(京都大学大学院 農学研究科 食品生物科学専攻 栄養化学分野)

概要:おいしさは、食べ物と人間の関係の中にだけ存在するバーチャルで脆弱な感覚である。おいしさに関わる要因は無数にあるが、人間は食物を口に入れた後すぐにおいしさを判断できる。膨大な事項が関与しているとは考えにくい。数個の項目がポジティブな判断に関与していると思われる。そこで、おいしさの主な要素を整理した。 本発表では、まず、おいしさの4つの要素についてそれぞれを解説する。さらに、このおいしさの構造の仮説を検証する目的で統計学的な考察を加える。この仮説をおいしさの評価に応用する目的で、要素をできる限り簡略化したモデルを考えた。生存のための生理、快楽を求める食、人間固有の食文化、情報の4つにおいしさを分類した。回帰分析を用いた客観的評価についても触れてみたい。

略歴:1953年舞鶴市生まれ、6才から滋賀県に育つ。現在も大津市在住。1975年京都大学農学部卒業、同大学院を経て、1994年より京都大学農学研究科食品生物科学専攻教授。2009年から3年間、京都大学次世代研究者育成センター長(白眉プロジェクト)を併任して大学運営にも参加。専門は食品・栄養化学。現在の研究テーマは、油脂やダシのおいしさのメカニズムの解明、おいしさの客観的評価手法の開発研究、自律神経に影響を与える食品。日本栄養・食糧学会評議員、日本香辛料研究会会長、日本料理アカデミー理事。油脂のおいしさの研究で第13回安藤百福賞、エネルギー代謝と味覚・食欲に関する栄養学研究によって2009年日本栄養・食糧学会賞受賞。専門の学術論文の他に、著書に、味覚と嗜好のサイエンス(丸善)、おいしさを科学する(ちくま新書)、人間は脳で食べている(筑摩新書)、コクと旨味の秘密(新潮文庫)など。

パネルディスカッション

パネリスト:

井手 一郎(名古屋大学大学院情報科学研究科 准教授)

略歴:2000年 東京大学大学院工学系研究科電気工学専攻 博士課程修了。博士(工学)。これまで、放送映像、なかでもニュース・料理・スポーツ映像を対象とした内容解析・索引付け・構造化及びその実世界応用に取り組んできた。また、料理及び食活動に関する国際ワークショップシリーズ(CEA: 2009~2012)の企画及び電子情報通信学会食メディア研究会の運営に携わってきた。公私ともに料理及び食に強い興味を持っている。これまでに、料理番組やレシピなど既存の料理コンテンツを用いた新たな調理支援方法について研究してきた。

中島 伸介(京都産業大学 コンピュータ理工学部 准教授)

略歴:1997年 神戸大学大学院 機械工学専攻 博士前期課程修了。2000年 京都大学大学院 環境工学専攻 受託研究員(1年間)。2004年 京都大学大学院 情報学研究科 博士後期課程修了 博士(情報学)。2004年 情報通信研究機構 専攻研究員。2005年 奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 助手・助教。2008年 京都産業大学 コンピュータ理工学部 准教授(現在に至る)。主に、情報推薦、ブログマイニングに関する研究に従事。食に関わる情報推薦(信頼性の高い評判情報推薦、個人の嗜好を考慮したレシピ推薦など)の研究を行ってきた。

森下 幸俊(大日本印刷株式会社 C&I事業部情報技術本部第1開発室 食品推薦システム研究開発チーム チームリーダー)

略歴:1980年愛知県生まれ、2003年同志社大学エネルギー機械工学科を卒業し、同年より大日本印刷株式会社に勤務。企画の仕事を経て、2010年より同社で食品スーパー生協業界を対象にした生活者目線の販売促進サービスの研究開発を行っている。生活者が食品の購買に至るまでの思考プロセスに着目し、主婦の献立決定を助ける仕組みとして、「気分による献立推薦システム」を開発し食品の販売促進サービスとして展開している。主婦が献立を決め購買行動を起こす際の思考プロセスの調査研究に取り組んできた。

パネルコーディネータ:

山肩 洋子(京都大学大学院情報学研究科 准教授)

略歴:2000年 京都大学工学部卒業。2002年 同大学修士課程修了。2005年 同大学博士課程単位認定退学。博士(情報学)。パネリストの井手氏と同様、料理及び食活動に関する国際ワークショップシリーズ(CEA: 2009~2012)の企画及び電子情報通信学会食メディア研究会の運営に携わってきた。カメラにより調理者の調理行動を観測、認識することで調理状況を把握し、適切なタイミングでアドバイスするスマートキッチンを開発中。さらに最近では、レシピテキストを自然言語解析により構造化することで、表記の違いではなく、調理手順の違いに着目してレシピを検索する手法の研究を行っている。

A1: XML・グラフ検索

(座長:筑波大学 鈴木 伸崇)

XML部分文書検索における索引の高速な差分更新と高精度検索

欅惇志(奈良先端科学技術大学院大学,日本学術振興会特別研究員),宮崎純(奈良先端科学技術大学院大学),波多野賢治(同志社大学),山本豪志朗,武富貴史,加藤博一(奈良先端科学技術大学院大学)

キーワードの役割と要素の特性を考慮したXML検索

田邊翼,清水敏之,吉川正俊(京都大学)

グラフデータベースにおけるキーワード検索算法の結果分類・推薦方式

金銀実,大森匡(電気通信大学)

B1: 関係抽出

(座長:大阪大学 土方 嘉徳)

要因検索における要因抽出法の改良と結果検索の提案

武田真輝,太田学(岡山大学)

語の認知度と同位語間の関係に基づく意外な情報の発見

佃洸摂(京都大学,日本学術振興会特別研究員),大島裕明(京都大学),山本光穂,岩崎弘利(デンソーアイティーラボラトリ),田中克己(京都大学)

WikipediaとFreebaseの知識を利用したテキストからの上位概念間の関係抽出

白川真澄(大阪大学),中山浩太郎,荒牧英治(東京大学),原隆浩,西尾章治郎(大阪大学)

A2: DB問合せ・可視化

(座長:九州大学 牛尼 剛聡)

プライベート問合せにおける問合せ頻度を用いた制約緩和手法

川本淳平(筑波大学),Patricia L. Gillett(École Polytechnique de Montréal),佐久間淳(筑波大学,JST さきがけ)

Efficient visualization method for medical time series of multiple temporal granularities

Keisuke Ogawa, Kazunori Matsumoto, Masayuki Hashimoto (KDDI R&D Labs), Akiko Shibuya, Yoshiaki Kondo (Nihon University)

視聴者反応と音楽的特徴量を用いたサムネイル動画の自動生成

中村聡史,山本岳洋(京都大学,JST CREST),後藤真孝,濱崎雅弘(産業技術総合研究所,JST CREST)

B2: 関係・関連情報の発見

(座長:大阪大学 原 隆浩)

旅行ブログエントリと質問応答コンテンツを利用した旅行ガイドブックの情報拡張

石野亜耶,藤井一輝,藤原泰士,前田剛,難波英嗣,竹澤寿幸(広島市立大学)

日本語版・中国語版Wikipediaにおける相互言及の有無を用いた文化差検出方法の提案

吉野孝(和歌山大学),宮部真衣(東京大学)

言語間比較によるWikipediaの補完情報抽出手法の提案

藤原裕也(甲南大学),鈴木優(名古屋大学),小西幸男,灘本明代(甲南大学)

A3: ユーザ生成コンテンツ

(座長:NTTコミュニケーション科学基礎研究所 櫻井 保志)

視聴者の時刻同期コメントを用いた楽曲動画の印象推定

山本岳洋,中村聡史(京都大学,JST CREST)

オンラインレビューサイトにおけるレビュー変化点検出法

山岸祐己,斉藤和巳(静岡県立大学)

時系列トピックモデルを用いたコミュニティQAからの話題変動の抽出

大塚淳史,関洋平,佐藤哲司(筑波大学)

B3: Web情報収集・抽出

(座長:大阪大学 春本 要)

Producer-Consumer型モジュールで構成された並列分散Webクローラの開発

上田高徳,佐藤亘,鈴木大地,打田研二,森本浩介,秋岡明香(早稲田大学),山名早人(早稲田大学,国立情報学研究所)

設備データベースと新着情報機能を有する公設試広域連携Webサイトの開発

阿部真也,北原枢,五十嵐美穂子,山田一徳,近藤幹也,吉野学,片岡正俊(東京都立産業技術研究センター)

新聞記事とWebからのイベント情報の自動抽出

斉藤隆太,石野亜耶,難波英嗣,竹澤寿幸(広島市立大学)

A4: 情報流通とソーシャルメディア

(座長:早稲田大学 岩井原 瑞穂)

ユーザの潜在特徴を考慮した情報拡散モデルの学習

吉川友也(奈良先端科学技術大学院大学),岩田具治,澤田宏(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)

デンドログラムを用いた震災時におけるMention・Hashtagツイートの利用傾向分析

小出明弘,斉藤和巳(静岡県立大学),鳥海不二夫(東京大学),風間一洋(和歌山大学),松尾真人(NTT未来ねっと研究所)

トピック推定に基づくソーシャルメディアからの耳より情報抽出手法の提案

服部祐基,灘本明代(甲南大学)

B4: 言語情報

(座長:ネクスト 清田 陽司)

形態素間の優先関係を考慮した略語生成手法

田中友樹,及川孝徳(早稲田大学),山名早人(早稲田大学,国立情報学研究所),大西貴士,土田正明,石川開(NEC情報・ナレッジ研究所)

冠詞の用法規則と検索エンジンを利用した英文冠詞誤りの自動修正

尾﨑弘明,谷本太郁由,太田学(岡山大学)

クラウドソーシング労働者の作業特徴に着目した多言語テキストペアの正確性評価手法

福島拓,吉野孝(和歌山大学)

C: 論文賞セッション

(座長:京都大学 田島 敬史)

マルコフ確率場を用いたソーシャルネットワークからのユーザ属性推定

蔵内雄貴,内山俊郎,内山匡(NTTサービスエボリューション研究所)

個々のノードの視点に基づく機能コミュニティ抽出法

伏見卓恭,斉藤和巳,池田哲夫(静岡県立大学),風間一洋(和歌山大学),松尾真人(NTT未来ねっと研究所)

ブートストラッピングによるWebからの属性名抽出における評価実験

野村慎太郎,中根史敬,土方嘉徳,西田正吾(大阪大学)

T1: 技術報告セッション1

(座長:NEC 小林 大)

MySQLプラグイン:Spiderストレージエンジンの機能のご紹介と最新動向

斯波 健徳(チームラボ株式会社)

Spiderストレージエンジンを利用して、MySQLのテーブルとしてOracleにアクセス(READ,WRITE共に)することができるようになりました。こちらの機能と想定用途をご紹介します。

オープンソースデータベース PostgreSQL 最新版 9.2 の紹介

高塚 遥(SRA OSS, Inc. 日本支社マーケティング部 PostgreSQL技術グループ)

2012年9月にリリースされた PostgreSQL9.2 は、マルチコアにおけるパフォーマンス上昇、レプリケーション機能の改善などを中心として、よりエンタープライズシステムに適したデータベースになっています。PostgreSQL 9.2 の新機能の詳細および SRA OSS における検証結果をご紹介します。

ログ先行書き込みを用いたストレージ差分取得の一手法

星野 喬(サイボウズ・ラボ株式会社)

永続データのバックアップやレプリケーションを効率的に実施するためには、データ書き込みによって発生する差分を短い間隔で取得し続ける必要がある。本発表では、ストレージ層におけるログ先行書き込み(WAL, Write-Ahead Logging)を用いた連続的な差分取得手法を提案する。本手法は索引データの永続管理を必要とせずに一貫性制御を行うため、比較的単純な実装で性能オーバーヘッドを抑えることができる。本手法をLinux kernel内で動くラッパーブロックデバイスドライバのプロトタイプとして実装し、性能評価を行った。

PureData for Transaction

梅原 秀司(日本アイ・ビ・エム株式会社 ソフトウエア開発研究所)

昨今のITコスト増大により、その低減は急務となっています。そのアプローチとして、IBMでは、蓄積されたシステム構築・管理のノウハウを、システムとしてインテグレーションしたPureSystems製品群をリリースしています。今回新たにIBMのクラスターデータベース製品のDB2 pureScaleを採用したPureData for Transactionと、pureScaleの特徴について紹介します。

T2: 技術報告セッション2

(座長:楽天 高見 真也)

ミクシィにおける情報伝播の分析

小嵜 耕平(株式会社ミクシィ システム本部 技術部 研究開発グループ)

ソーシャルネットワークにおいて、ユーザーによってもたらされる、いわゆる口コミ効果による情報の広まりは、広告キャンペーンをはじめとした様々な場面での効果拡大が期待できる。情報の広がりを最大化するためのターゲッティングについて、ミクシィにおける取り組みを紹介する。

需要予測シミュレーションによる集客ポートフォリオの最適化手法

青柳 憲治(株式会社リクルートテクノロジーズ)

リクルートテクノロジーズでは、マーケティング活動を通じて得られた各種データを積極的に活用し、リクルートグループ全体としての、マーケティング活動の高度化を推進しています。今年度も、すでに100件以上のデータ活用プロジェクトが実施されました(進捗中の案件含む)。本講演では、その一つの例として、ネットマーケティングにおける、集客予算の最適配分シミュレーションに 関する実際のケースをご紹介します。このなかでは、分析に用いている手法や実務への貢献などを中心に、可能な限り具体的にお話しする予定です。

ウェブ検索システムの開発と運用

関口 裕一郎(NTTレゾナント株式会社 サーチ事業部 サービス開発部門)

NTTレゾナントが開発、運用しているウェブ検索システムについてご紹介します。

T3: 技術報告セッション3

(座長:NTT 西田 京介)

楽天における大規模データ処理の事例

山田 薫(楽天株式会社 楽天技術研究所)

楽天は多種多様なサービスを運用しており、それらのサービスから様々な大規模データが生成され続けている。これらのデータを自然言語処理、データマイニング等の技術を用いて処理し、サービスに寄与していくことは大変重要な事である。本発表では、楽天技術研究所にて実施されている大規模データ処理の事例について紹介を行う。

大規模データ解析のAmebaサービスへの適用事例

牧田 光晴,シュティフ・ロマン(株式会社サイバーエージェント)

近年大規模データ処理を用いたウェブサービスや分析サービスの構築ニーズが高まっている。それに応じてHadoop等の分散処理技術も整備されてきた。Amebaでは、 統合ログ解析システムにより課金系サービスの行動ログやユーザーのアクセスログ等の大規模なデータに対する集計・解析を行い、 その結果をサービスの企画・効果検証に利活用している。本稿ではウェブコミュニティサービス上におけるコミュニティ推薦システムを中心に、 Amebaにおける大規模分散データ処理を用いたサービス構築の適用事例を報告する。

大学発の研究シーズ、ネット広告業界最前線に挑む

吉井 伸一郎(サイジニア株式会社)

日頃みなさんが何気なくアクセスしているWebサイトの裏側で、今、ネット広告の仕組みが大きく構造変化しているのをご存知だろうか。過去、Webサイトの広告枠は、メディアレップやアドネットワークと呼ばれる事業者を通じて広告主に販売されてきた。しかし、昨年あたりから、RTBと呼ばれる広告枠取引方式を引っさげ、アドエクスチェンジという事業者が登場した。アドエクスチェンジは、数百億もの広告枠を供給する巨大な広告ネットワークである。本稿では、大学発の研究シーズが、ネット広告分野で活用されている現場について紹介する。

ポスター展示(WebDB Forum)

設備データベースと新着情報機能を有する公設試広域連携Webサイトの開発

阿部真也,北原枢,五十嵐美穂子,山田一徳,近藤幹也,吉野学,片岡正俊(地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター)

語の認知度と同位語間の関係に基づく意外な情報の発見

佃洸摂(京都大学,日本学術振興会特別研究員),大島裕明(京都大学),山本光穂,岩崎弘利(株式会社デンソーアイティーラボラトリ),田中克己(京都大学)

マルコフ確率場を用いたソーシャルネットワークからのユーザ属性推定

蔵内雄貴,内山俊郎,内山匡(日本電信電話株式会社)

XML 部分文書検索における索引の高速な差分更新と高精度検索

欅惇志,宮崎純(奈良先端科学技術大学院大学),波多野賢治(同志社大学),山本豪志朗,武富貴史(奈良先端科学技術大学院大学)

ブートストラッピングによるWebからの属性名抽出における評価実験

野村慎太郎,中根史敬,土方嘉徳,西田正吾(大阪大学)

形態素間の優先関係を考慮した略語生成手法

田中友樹,及川孝徳(早稲田大学),山名早人(早稲田大学,国立情報学研究所),大西貴士,土田正明,石川開(NEC)

言語間比較によるWikipediaの補完情報抽出手法の提案

藤原裕也(甲南大学),鈴木優(名古屋大学),小西幸男,灘本明代(甲南大学)

新聞記事とWebからのイベント情報の自動抽出

斉藤隆太,石野亜耶,難波英嗣,竹澤寿幸(広島市立大学)

トピック推定に基づくソーシャルメディアからの耳より情報抽出手法の提案

服部祐基,灘本明代(甲南大学)

プライベート問合せにおける問合せ頻度をもとにした制約緩和

川本淳平(筑波大学),PatriciaL.Gillett(École Polytechnique de Montréal),佐久間淳(筑波大学,科学技術振興機構さきがけ)

WikipediaとFreebaseの知識を利用したテキストからの上位概念間の関係抽出

白川真澄(大阪大学),中山浩太郎,荒牧英治(東京大学),原隆浩,西尾章治郎(大阪大学)

冠詞の用法規則と検索エンジンを利用した英文冠詞誤りの自動修正

尾崎弘明,太田学(岡山大学)

要因検索における要因抽出法の改良と結果検索の提案

武田真輝,太田学(岡山大学)

時系列トピックモデルを用いたコミュニティQAからの話題変動の抽出

大塚淳史,関洋平,佐藤哲司(筑波大学)

デンドログラムを用いた震災時におけるMention・Hashtagツイートの利用傾向分析

小出明弘,斉藤和巳(静岡県立大学),鳥海不二夫(東京大学),風間一洋,松尾真人(NTT)

旅行ブログエントリと質問応答コンテンツを利用した旅行ガイドブックの情報拡張

石野亜耶,藤井一輝,藤原泰士,前田剛,難波英嗣,竹澤寿幸(広島市立大学)

視聴者反応と音楽的特徴量を用いたサムネイル動画の自動生成

中村聡史,山本岳洋(京都大学,JST CREST),後藤真孝,濱崎雅弘(産業技術総合研究所,JST CREST)

視聴者の時刻同期コメントを用いた楽曲動画の印象推定

山本岳洋,中村聡史(京都大学,JST CREST)

Producer-Consumer型モジュールで構成された並列分散Webクローラの開発

上田高徳,佐藤亘,鈴木大地,打田研二,森本浩介,秋岡明香(早稲田大学),山名早人(早稲田大学,国立情報学研究所)

ポスター展示(DBS研究会)

ポスターとスライドの構造に基づくズーミングを用いたポスター閲覧方式

友安航太,王元元,角谷和俊(兵庫県立大学)

電子書籍小説の選別における興味喚起度MAPの有効性の評価

村井聡一,牛尼剛聡(九州大学大学院芸術工学府)

語の共起と極性に基づく商品レビュー閲覧支援システム

平山拓央,湯本高行,新居学,佐藤邦弘(兵庫県立大学)

大規模Webクリックデータのためのイベント予測

松原靖子,櫻井保志(NTTコミュニケーション科学基礎研究所),Christos Faloutsos(Carnegie Mellon University),岩田具治(NTTコミュニケーション科学基礎研究所),吉川正俊(京都大学)

情報拡散過程のダイナミクス:非線形モデルの提案と情報予測

松原靖子,櫻井保志(NTTコミュニケーション科学基礎研究所),B. Aditya Prakash(Virginia Polytechnic Institute and State University),Lei Li(University of California, Berkeley),Christos Faloutsos(Carnegie Mellon University)

Wikipediaを知識源とする分野トピックモデルの推定と分析

牧田 健作,鈴木 浩子,小池 大地,宇津呂 武仁(筑波大学),河田 容英((株)ログワークス)

特定評価属性の関連属性自動抽出による評価属性辞書の生成

谷本融紀,太田学(岡山大学)

カテゴリに対する所属度と典型度を考慮した希少なWebページの発見

多田亮平,湯本高行,新居学,佐藤邦弘(兵庫県立大学)

MapReduceによる確率的勾配降下法を用いた広告クリック率

後藤康路(静岡大学大学院情報学研究科),油井誠(産業技術総合研究所),横山昌平(静岡大学情報学部),小島功(産業技術総合研究所),石川博(静岡大学情報学部)

確率推論処理を有するストリーム処理実行方式の検討

川島英之(筑波大学)

スマートフォンを用いた自動車走行ログ収集とEVモデルに基づくデータベースの構築

萩本真太朗,河野弘樹,笛田尚希,出口達,富井尚志(横浜国立大学)

ポスター展示(協賛団体・企業)

Firebird日本ユーザ会

株式会社リクルートテクノロジーズ

株式会社ミクシィ

楽天株式会社

チームラボ株式会社

株式会社サイバーエージェント

エヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社

サイボウズ株式会社

SRA OSS, Inc.

株式会社 日立製作所

さくらインターネット株式会社

アカデミック・リソース・ガイド株式会社

サイジニア株式会社

常設展示(協賛企業)

株式会社リクルートテクノロジーズ

株式会社ミクシィ

楽天株式会社