第2回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム
The Second Forum on Data Engineering and Information Management
- DEIM 2010 -

論文集

公開日:2010年5月25日
(暫定論文集公開日:2010年2月24日)

編集: 宮崎 純(奈良先端大)、土方 嘉徳(阪大)、奥 健太(立命館大)、合田和生(東大)、豊田 正史(東大)、渡辺 陽介(東工大)、湯本 高行(兵庫県立大)、北山 大輔(兵庫県立大)

会議日程・開催場所

  • 日程: 2010年2月28日(日)〜3月2日(火)
  • 場所: 淡路夢舞台国際会議場

DEIM2010論文集刊行にあたって

実行委員長: 宮崎 純(奈良先端大)

データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM)は、データ工学と情報マネジメントに関する様々な研究テーマの討論・意見交換を目的としたワークショップであり、これまでのDEWSワークショップを発展させ、学界の研究者や学生による萌芽的な研究だけでなく、企業の研究者や技術者による産業に直結する研究成果の発表の場にもなっています。今年は、2010年2月28日から3月2日にかけて兵庫県立淡路夢舞台国際会議場にて開催し、至上最大規模となる475名にものぼる参加者が集まりました。

研究発表形式は、一般発表(口頭発表)ならびにポスターやデモによるインタラクティブ発表の二種類とし、どちらか一方、あるいは両方の発表の選択制として論文募集を行いました。ただし、DEIMの役割の一つである若手育成という観点から、博士課程進学予定者、博士課程在学生、学位取得後三年以内の発表者には、質疑が不十分となりがちな口頭発表だけでなく、議論が十分できるインタラクティブ発表も必須としました。昨年と同様、萌芽的な研究の芽を摘まないよう、査読は行わず、実行委員会による論文体裁等の簡単な確認のみとしました。その結果、発表件数は、一般発表のみ119件、インタラクティブ発表のみ9件、両方の発表が159件、計287件となりました。一般発表ならびにインタラクティブ発表とも、昨年同様、コメンテータ制を採用しました。コメンテータ制は、各セッションごとにコメンテータと呼ばれるその研究分野の専門家を配置し、積極的に質問や意見を出して頂くことにより、発表者に有益なフィードバックを行うことを目的としています。コメンテータ制によるところも多いと思われますが、一般発表では活発な質疑応答が、また、インタラクティブ発表では十分な意見交換がなされました。

一方、特別企画として「やっぱり取ってよかった博士号」と題するパネル討論を初日の夜に開催しました。様々なキャリアを持つパネラーに登壇して頂き、博士の学位を取得することの意義、また、様々なキャリアパスがあることがパネラーより紹介されました。学生や若い研究者の興味のある内容だったためか、予定時間を大幅に超過するほどの盛会ぶりでした。

会議閉会時に、最優秀インタラクティブ賞1件、優秀インタラクティブ賞8件、学生奨励賞を22件を選定し表彰しました。その後、一般発表の中からコメンテータの評価と実行委員会での入念な審議により、最優秀論文賞2件、優秀論文賞2件を選定しました。

今回の会議開催に際し、ご支援、ご協力頂きました組織委員会の石川佳治先生、田中克己先生、角谷和俊先生をはじめ、コメンテータの皆様、学生スタッフの皆様に、厚く御礼申し上げます。また、ローカルアレンジ担当の土方嘉徳先生、奥健太先生には開催場所選定からMPMeister収録に至るまで大変お世話になりました。財務担当の合田和生先生、ウェブ担当の豊田正史先生には、困難かつ極めて緻密な作業をして頂きありがとうございました。プログラム委員会幹事の渡辺陽介先生、学生奨励賞担当の湯本高行先生、北山大輔先生には、プログラム編成や表彰のためのデータ処理を正確かつ迅速に行って頂いたお陰で、会議がスムーズに進行できました。皆様の多大なるご協力を持ちまして、成功裏に会議を終了できましたことを、心より感謝致します。

本論文集は、PDFファイル形式で論文ファイルを掲載しており、Adobe Reader(無償)などにより閲覧できます。

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